いがらしデンタルクリニック

港区新橋の歯科 いがらしデンタルクリニック|駅前徒歩2分の歯医者
東京都港区新橋1-9-1 北川ビル3F 
診療時間:10:00-13:00/14:00-19:00 休診日:土・日・祝日  

TEL:03-3572-6254
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コラムvol.1~vol.7


vol.1 ●保険で義歯をなかなか作ってくれない

vol.2 ●一本の歯の価値

vol.3 ●よい歯医者の選び方

vol.4 ●良い歯医者の選び方があるなら・・・

vol.5 ●お口の中はブラックボックス1

vol.6 ●お口の中はブラックボックス2

vol.7 ●お口の中はブラックボックス3

vol.8~14 vol.15~22

vol.3 ●よい歯医者の選び方


「よい歯医者の選び方」というお題を頂いた。少し難しい。何故なら患者の側の期待している、またはしていない程度が千差万別であるから。急性症状の痛みをとるところまではたいした差も無いだろうが、(第一、毎日のケアでそんな状態にならない人も多い)その後は痛みが取れたら来ない人もいる。大抵、口腔内を診れば残根状態の歯牙が何本も有り、次の予約を取っても来はしない。閑話休題、話を混ぜっ返すのはやめて一般性を持たせて、歯の手入れも欠かさず、多少の金額を掛けてもより良い治療を求めている人を対象にしよう。最近ダイレクトメイルで歯科医院経営コンサルタントと称する組織から経営診断の申し出が多い。その中のさわりで、よい歯科医院のポイントなるものがある。綺麗で清潔なこと、トイレをチェック、受付の応対、最新の医療器械、患者の話を良く聴いて、納得できる説明があること等々。それぞれ理解は出来るが、何か胡散臭い感じもしないではない。まずお金さえ掛ければ出来ることがある。資金潤沢ならいざ知らず借金でリニューアルでもしてその分を治療費に上乗せしろとでもいうのだろうか。又良く聞く話だが金を掛けたクリニックでは保険の患者は嫌われる。何故なら東京都の一人当たりの保険の月平均はおおよそ一万五千円前後だから、都心の路面店やコネで入った大型ビルで、例えばテナント料が坪五万で四十坪なら患者約130人分がそれに消えるという計算。勿論それ以外にも経費はかかる。それで保険のみの患者に丁寧な治療が可能なのだろうか。以前大手町の立地条件が最高のクリニックに勤めたことがあったが、利益は申し分なく上がっていながら(代診が8人もいて)使っていた技工所を買い叩いていたし、使う金属も安いものを使っていた。綺麗なクリニックと口の中に入れる補綴物(かぶせ物)の品質とは相関関係は無い。
患者さんが初めて来られる時に不安を持っていることは当然であるから、安心させる応対は必要であろう。しかし若くて見栄えのいい受付嬢が集客の効果があることは知っていても、その方針に与したくは無い。クリニックを色物で売っても意味がないから。
では選び方はあるのか。患者の口腔状態に合わせて正しい治療計画を立てるのは、術者の知識、経験と良識の問題、保険と自費の区別無くまっとうに治療するかは経営状態と良心の問題、見た目はボロのクリニック(程度はあるが)でも廉価でしっかりした治療を心掛けて儲けの少ない所もあれば、立地の好い所で資本を投下して回収に励む、ビジネスとしか考えない歯医者も居る。ではフィルターは掛けられないのだろうか。それは可能だと思う。まず自分の症状をしっかり説明すること。そして治療の選択を聞く。その時点で根気強く聴いて治療の幅を説明してくれるなら大丈夫、ただしそれが保険か自費かの話にすり替っていたらアウト。何も言わずに口を開けさせ削ったり外したりしようとしたらそれは、今日は手をつけないで欲しいといって帰った方がいい。そして今日は何をやるかはっきり言う歯医者、自分にプライドがある歯医者なら何処まででも説明に応じるはずです。面倒臭がらずにネチッコク聞いて反応を確かめてください。

ポリスマガジン 2007年7月号


vol.4 ●良い歯医者の選び方があるなら良い患者の選び方はどうであろうか→ →

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