いがらしデンタルクリニック

港区新橋の歯科 いがらしデンタルクリニック|駅前徒歩2分の歯医者
東京都港区新橋1-9-1 北川ビル3F 
診療時間:10:00-13:00/14:00-19:00 休診日:土・日・祝日  

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コラムvol.1~vol.7


vol.1 ●保険で義歯をなかなか作ってくれない

vol.2 ●一本の歯の価値

vol.3 ●よい歯医者の選び方

vol.4 ●良い歯医者の選び方があるなら・・・

vol.5 ●お口の中はブラックボックス1

vol.6 ●お口の中はブラックボックス2

vol.7 ●お口の中はブラックボックス3

vol.8~14 vol.15~22

vol.7 ●お口の中はブラックボックス3


 保存修復とは虫歯ではあるが神経を抜かなくてもいい場合に施される治療で、削って型を採り補綴物(金属やその他の材料で出来た被せ物)を作って嵌め込むか、削ってレジン(所謂プラスティック)を詰めるかの二通りに大別される。前者の場合補綴物が外れ難いような形で削る前に準備しなくてはならないことがある。まず軟化象牙質(ウ蝕で軟らかくなったところ)を除去する。それが小さい場合は削る際に無くなってしまうが、大きい場合は除去した後でその面を消毒後、セメントで被覆し再び形成(削ること)しなければならない。補綴物が金属の場合、機械的嵌合力(そのままでも外れ難くすること)を持たせるように隅角、隅線を明瞭に削る。但しその辺縁がセメントであってはならない。唾液や水で溶けてしまうから。厚さが一ミリ以下の場所も削って被覆出来る形にする。保険適用の場合、所謂銀歯になる。保険外の場合材料はゴールドかプラチナの合金になるが形成には差が無い。型採りや、セットの際のセメントには保険と自費とでは差があるが、セット後擦り合わせを行うことは同じである。これは歯質と金属の間を出来るだけ小さくするためである。また保険外治療の選択にハイブリッド(硬度が高く、弾性も備えている)系の材質を選ぶことも多くなっているが、メリットは歯の色に合わせられることである。ただ形成は金属の場合と異なり、ややテーパーをつけ全体に丸く削らなくてはならない。
 後者の場合は虫歯の程度が小さいか前歯部の虫歯に適応症例が多い。ただこれもレジンの材質の向上もあって臼歯部の大きな虫歯に使う機会も増えている。メリットとしては虫歯の箇所だけ最小に削れば好く、前者のときの様にある決まった形に拡大形成しなくても良い。その分だけ歯にストレスが掛からない。また色(シェード)の選択が豊富で個々人の歯牙に合わせられる。デメリットとしては吸水性があって、金属のときよりも劣化の時間が短い。口腔内のメンテナンスが悪かったり、喫煙の習慣、珈琲・緑茶・紅茶を飲む頻度が高い人の場合ステイン(くすみ)が付くことが多い。ステインを取り除く歯磨き粉もあるが一度頑固に付くと、歯科医院で機械的に除去せざるを得ないようである。適応症例で多いのは楔状欠損(横磨きで歯頸部、歯肉に隣接している所が削れている)で、空気を掛けると沁みたりする。ただここも歯肉の状態が悪いとその境い目にレジンがうまく充填出来ないことも多い。そのような場合は患者さんに見てもらい、きちんと歯磨きをしてもらうことを示唆し治療を次回にすることもある。前歯部の切端の多少の不揃いや歯間の隙間は、大抵修復の後が判らない程綺麗になるので喜ばれることも多い。ただ歯医者によっては虫歯ではないから、遣らない者も多い。その代わりに自費治療(ラミネートベニヤ等)を薦められたりするから、程度を見てよく考えて下さい。これだけのバリエーションがあるのでどの治療にするかはお任せにしないように。

ポリスマガジン 2007年11月号


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