いがらしデンタルクリニック

港区新橋の歯科 いがらしデンタルクリニック|駅前徒歩2分の歯医者
東京都港区新橋1-9-1 北川ビル3F 
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コラムvol.8~vol.14


vol.8 ●お口の中はブラックボックス4

vol.9 ●お口の中はブラックボックス5

vol.10 ●義歯とブリッジとインプラント1

vol.11 ●義歯とブリッジとインプラント2

vol.12 ●義歯とブリッジとインプラント3

vol.13 ●インフレの中で

vol.14 ●口臭雑感1

vol.1~7 vol.15~22

vol.11 ●義歯とブリッジとインプラント2


 歯の欠損の理由は色々あるが、普通に一日三回の歯磨きを行い、一年に一、二回のメンテナンスを行う患者さんであれば、あるとき急に抜歯をせざるを得ない状況に陥ることは少ない。大抵は以前の治療の後、時間が経って歯牙が破折したり、歯周病が進んで植わり方が浅くなって抜歯に至ることが多いのである。一歯欠損の場合、ほかの歯の植立に問題がなければ保険治療の第一選択はブリッジであろう。ブリッジとは欠損の両隣在歯を削って支台歯にして、三本分の連結した被せ物を入れることを言う。取り外しが利かないので違和感は少ない。また自費治療の場合、材質が変わりセラミックの歯は形態も色調も自由に選ぶことが出来る。しかし自費治療に限れば、インプラントこそ一歯欠損に有効であると主張する歯科医院も増えてきている。理由は両隣在歯を削らないので侵襲(ストレス)をかけずにすむ。ブリッジは、この場合二本の歯で三本分の咬合圧が掛り負担が大きくなるが、インプラントの歯が一本分の負担をするので、隣在歯の負担は増えない。隣在歯の欠損側は掃除がしにくく、歯周病になりやすい、等である。確かに一応の理由ではある。隣在歯が神経を抜いた歯なら被せ物を外すだけであるが、健全な歯を削ることは、その歯にとって確実に負担になる。次の咬合圧の話は負担が大きくなるとしても、それが支台歯を駄目にするとは言えない。寧ろ咬合調整がきちんと行われれば、問題は無いとも思える。その証拠に十年以上使って、隣在歯も劣化していない例も多い。またブリッジ用の歯間ブラシや糸楊枝(デンタルフロス)もあり歯周病云々は個人のケアの問題に還元されよう。
 インプラントの場合、術式は、まづ当該部位の歯肉の切開、剥離を行い、次に歯槽骨に対してインプラント体の埋入、そして切開部位の縫合を行う。インプラントのタイプに一回法と二回法があるが、ここでは後者を例に挙げる。術後インプラント体が歯槽骨に結合するのを待つ。期間は二、三ヶ月以上。その後再び切開を行いヒーリングカラー(ヘッドに厚みのあるネジ)をインプラント体(フィクスチャ-)にセットしてその周りを再び縫合する。そして二週間ほど待って歯肉が落ち着いたら、ヒーリングカラーをはずして印象を採り、上部構造を製作、セットを行う。侵襲という観点から見て、インプラントの術式もかなりのものがあると思う。しかし近年これを選択する患者さんが増えてきていることは、歯科医側からの積極的な提示もさることながら、自前(?)の歯で物を噛みたいという要求が大きくなっていることは事実であろう。特にこれは臼歯部が奥から連続して二歯以上失われた場合に顕著である。何故なら選択は義歯かインプラントだからである。ただしここで歯を喪失した理由が歯槽膿漏の場合、歯槽骨も逓減していくのであるから、(分りやすく言えば歯肉が下がる)インプラントの植立も浅くなるので禁忌となる。歯周病に対してインプラント治療の可能性が現在の課題になっている。

ポリスマガジン 2008年6月号


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